「ウルトラマンレオ」の初期オープニングには、
他のヒーロー主題歌にはない独特の構造があります。

歌詞は力強く、レオを鼓舞する言葉に満ちています。
「燃えろ レオ」・「燃えろよ レオ」――
それは英雄に向けられた応援の声です。

しかし、その言葉を包む旋律はどこか物悲しい。
勇壮さよりも、静かな影を帯びている。

この対比が、レオという存在の本質を表しています。

故郷を失い、地球に流れ着いた王子。
仲間を失い、孤独の中で戦う戦士。

応援されるべき存在でありながら、
誰にも共有できない運命を背負っている。

さらに印象的なのは歌声です。
レオに変身する「おおとりゲン」を演じた「真夏 竜さん」本人が歌っているため、
そこには演技ではない実在感があります。

澄んだ声質と確かな歌唱力。
まっすぐで誠実な響き。

それは役を演じる歌ではなく、
レオ自身が自分に言い聞かせている歌のように聞こえます。

だからこの主題歌は、
外から英雄を讃える歌でありながら、
同時に内側から燃え続ける決意の歌でもあるのです。

「今この平和をこわしちゃいけない みんなの未来をこわしちゃいけない」