1930年代、
ウクライナで数百万人が餓死した。

ホロドモールと呼ばれる飢餓だ。

戦争ではない。
干ばつでもない。

国家の政策によって、
人々の食料が奪われた。

穀物は徴発され、
村は移動を封じられ、
飢えた人々は
その土地に留め置かれた。

食べるものがないということは、
生きる手段がないということだ。

食卓が消える。
家族が消える。
村が消える。

飢餓は静かに人を奪う。

だからこそ、
この出来事は忘れてはならない。

人は銃だけでなく、
制度によっても命を失う。

ホロドモールという歴史は、
国家と人間の関係を問い続けている。